2015.03.06

絵本の印刷の色

ねっこぼっこ」(絵本ナビの紹介ページ

シビュレ・フォン・オルファース 作/絵 /秦 理絵子 訳/平凡社

「ねっこぼっこ」という言葉は、この絵本を日本で初めて翻訳した生野幸吉さん(福武書店1982初版)が、原題「ETWAS VON DEN WURZELKINDERN」の WURZELKINDERN(根の子どもたち)の「子どもたち」を、東北地方のことばから「ぼっこ」としました。きっと「ざしきぼっこ」のイメージですね。

秦さん訳の平凡社版(2005初版)は、生野さん訳の福武書店版(絶版)を踏襲して、 原作者のドイツ語による詩のようなテキストを、子どもにも親しみやすくリズミカルな日本語に変換しています。春が近づいて、土の中で目を覚ましたねっこぼっこたち、地上の上の春から夏への移り変わり、生き物たち、秋がきて根っこのおうちに帰るまでが、ていねいにていねいに描かれた、女性らしいかわいい絵に、短いテキストがぴったり寄り添っています。

奥付によると、作者のオルファースさんは、1881年に生まれ、20代で修道院に入ってからも絵を学び続け、美術教師をしながら絵本の制作をつづけました。「ねっこぼっこ」(1906初版)ほか、8冊の絵本を残し、病気のため34歳で世を去りました。

オルファース作の絵本「ねっこぼっこ」の絵だけを残し、アメリカ人のヘレン・ディーン・フィッシュ(1890-1953)がテキストを書いてアメリカで出版された「WHEN THE ROOT CHILDREN WAKE UP」という絵本があります。
それを石井桃子さんが訳して編集したものが「根っこのこどもたち目をさます」で、童話館出版から2003年に出ています。
この絵本は、オルファースさん本人が簡潔で美しいテキストを添えているのに、細かく描かれた絵が語っていることをわざわざ文章にしている理由がよくわかりません。フィッシュさんは編集者だったようなので、当時のアメリカでは細かく文章にしないと伝わらない(売れない)という判断だったのでしょうか……

図書館で上記3種類の絵本を借りて、3冊を見比べたときに気がついたのは、絵の色合いが微妙に違うこと。 自分のスケッチをスキャンしてはがき等に印刷したときの悩みがよみがえりました。あちらをたてればこちらがたたずというか、とりあえず基本設定で印刷すると、プリンターのくせなのか、黄色が強くなる感じ。そこでいろいろ設定を変えてみても、青空の色がなかなかきれいに出ません。
この絵本の場合、全体に色味が一番濃いのは平凡社版。黄色、赤、そして空の青が一番きれいに出ていますが、緑色がちょっとダークな感じ。ドイツの森の色?
もとの色に近いのではないかと思われるのは、ちょっと古い福武書店版。見比べなければ、原画もこんな色だろうなと納得させてくれます。
ちょっと異色の童話館版「根っこのこどもたち…」は、春らしい軽さを出すためか、調整がいまひとつなのか、黄色っぽい感じがして、ちょっと言い過ぎですが、自分の印刷を思い出します。

さて、原画はどんな色なのでしょうか。

| | コメント (0)

2013.12.25

冬のふくしまっ子リフレッシュ

131225

冬休みのふくしまっ子企画で、おはなし会をしました。
1歳から14歳までたくさんの子どもたちと家族の方、ボランティアの大学生たちも子どもたちと一緒に参加してくださり、とても楽しい時間でした。 

| | コメント (0)

2013.08.01

宮沢賢治「いちょうの実」

130804_075401_new

800mm×1080mm

朗読劇「いちょうの実」(宮沢賢治 作)の背景です。

100均で買った、微妙に色の違う和紙を張り合わせ、100襟で買った黒いガムテープを貼っていちょうの木を、おはなし会でときどき使う薄いブルーのシフォンの布に、100均で買ったキラキラテープを丸く切ったいちょうの実を貼ったものを木の上に掛けて、作りました。

最後にイチョウの実がいっせい旅立つ場面で、シフォンの布をまくって後ろに回します。

| | コメント (0)

2013.07.31

最近忙しかったこと①

130731p
場所が場所ですし、区内のいろいろなグループが日替わりで参加していましたので、緊張感もあり、プログラムを組むための選書から始まって、練習、プログラムやちょっとした背景作りなど、気ぜわしくしていました。

それも無事に、楽しく終わり、ほっとしていますhappy01

| | コメント (0)

2013.04.18

工作しました

1303あいかわらず絵は冷凍保存状態ですが、ちょっと工作をしてみましたhairsalon

藤田浩子さんの「おはなしおばさんの小道具」(一声社)の中の。春にぴったりの、短いかわいいおはなしを、児童館や保育園のおはなし会で演じようと、ペープサートを作りました♪
主役のタンポポは、色画用紙を切って貼って、動物たちは、パソコンで絵を描いて印刷し、割り箸の持ち手を付けました。
タンポポには、首をかしげておじぎをしてほしかったので、紙工作の「おじぎ人形」(?)を応用して、短冊状の厚紙2枚を重ねて茎を作り、手で持っている部分を上下にずらすことで、なんとか微妙におじぎをさせることに成功happy01

| | コメント (0)

2013.03.27

ふくしまっ子リフレッシュ

20130327_2
世田谷区のボランティア団体が主催し、区が共催して、長期休みごとに、ふくしまっ子たち(とその家族の方)に、区の施設に宿泊して思いきり外で遊んでもらおうという催しが開かれています。私たちのおはなし会グループは、この企画に直接参加はしていませんが、ささやかなお手伝いとして、昨年の夏休み、そして今回、宿泊施設での夜のお楽しみイベントのひとつ、「おはなし会」をしてきました。

幼児から小学生までが楽しめることと、春の季節感をたっぷり届けられることを考えて組んだプログラムです。この日は、ふくしまっ子たちが世田谷に到着して2日目、桜が満開の広い公園でたっぷり遊んで食べて…という予定が、あいにくの冷雨で、博物館などに行ってきたそうです。おはなし会をする部屋でも、夕食前にはここでお絵かきをして遊んでいたようです。そして夕食後、2歳前~小学3年生までの10人の子どもたちと、お母さん方が集合してくださいました。

目をきらきらさせて「おはなし会」に参加してくれた子どもたち、広い広い福島の空の下で思いきり遊べる日がきますように。そのためにできることは何でしょうか。

昨秋のスケッチの色塗り、まだです( ̄Д ̄;;

| | コメント (0)

2011.05.05

泳げ、青いこいのぼり!

Photo 東日本大震災関係のニュースの中に、『青いこいのぼり』という記事がありました。
宮城県東松島市の高校3年生の男の子が、津波で亡くなった5才の弟のために、自宅のまわりのがれきの中でみつけた青いこいのぼりを、津波が来ない高い空に泳がせたいというもの。
子どもの日のニュースでは、弟くんと、幼くして命をおとした子どもたちのために、全国から届けられた、たくさんの青いこいのぼり(子どものこいのぼり)が、空を泳いでいました。
.

このこいのぼり型の枠は、児童館の「こどもの日スペシャル」というイベントの中の、おはなし会コーナーで、紙芝居風に演じるために作ったもの。私が作ったこいのぼりの衣装は、元気な赤にしましたが、青に着替えさせてみました。

* こいのぼりの形は、「どれみふぁシアター」(新沢としひこ著/学習研究社)より

Photo_2

| | コメント (0)

2011.04.23

紙芝居、できました!

20110424

「世田谷の民話」
(櫻井 正信 文)より
おはなし星の子 脚本/貼り絵
(8場面)
.
昨年9月に「お月見おはなし会」をした民家園で育てたミツマタ・コウゾを使って作られた和紙をベースにして、紙芝居を作りませんか? というお話を、おはなし星の子(私が参加しているおはなし会のグループ)が図書館からいただいたのは、昨年の10月頃だったでしょうか。
紙芝居を演じることはあっても創るのも作るのも素人の私たちですが、好奇心も手伝って、うっかりお引き受けしましたcoldsweats01
.
和紙を生かす意味でも、まずは、日本昔話。手法は、素人が作るなら、貼り絵にしましょうということで、「区議会だより」に連載されていたものをまとめた地元の民話集から、比較的絵にしやすいのではないかと思われる上に、ピンポイントで地元の民話「岡本の大六天森のすねこすり」を選択。
.
私がオートシェイプのフリーハンドを使ってマウスで描いた下絵を、メンバーで検討し、それをもとにして、持ち寄った折り紙、千代紙、和紙、花束の包装紙などを切り抜き、貼りました。最初は、月1~2回集まって脚本と絵を固めていき、3月末から4月にかけて集中的に貼り絵の作業を進めて…
.
なんとか、4月23日の「K図書館・こども読書の日スペシャル」で、デビューheart04
さいわい、おはなし会のお客さまにも、図書館のみなさまにも、好評でした♪

| | コメント (0)

2010.05.21

かわいいでしょ?!

20100521 またまた、おはなし会グッズを作りました!と言っても、今回はオリジナルではなく、藤田浩子さんという、とても楽しい語りをされる方が考案された牛乳パックによるパズル絵本(「続おはなしおばさんの小道具」一声社)の絵を使わせていただいて、拡大コピーしてボール紙の土台に貼り、色は、自分の好きな色で塗りました。クーピーを使ったぬり絵ですが、配色やグラデーションにはスケッチャー魂を込めて仕上げたつもりhappy01

知っているようで知らなかったり後世に作られた,五月人形的イメージだけが独り歩きしている「桃太郎」の、本来の素朴なバージョンを小さい子に伝えるのに、ちょうどよいストーリー展開だと思いました。よろいや刀を使わないところが、気に入っていますgood

いずれは、私が生まれた岡山県伝承の、寝太郎型と呼ばれる「桃太郎」を、素ばなしで語ってみたいものです。

| | コメント (0)

2010.02.15

模造紙にマジックで描きました

Photo_2 冬休みの工作(?)で、寅年にちなんで、「トラのはじまり」というカンボジアの昔話のペープサートを作り、保育園や小学生のおはなし会で演じてきました(^^ゞ

国をまもるために、遠い国のえらいお坊様の弟子となって、法術の修行をした、王さまとお妃さまと侍従と4人の大臣が、国に帰る途中で深いジャングルに迷い込み、食べ物もなくなり、習い覚えた「姿をかえる術」を使って、1頭の誰も見たことのない猛獣に姿をかえる。ジャングルの小さなけものを食べて生き延びながら出口をみつけ、国に帰ったら元の姿に戻ればいいと思っていたら、ジャングルの王者トラの生活が楽しくて、国に帰ることを忘れ、ついには自分たちが人間であったことも忘れてしまうのです。

Photo_3 頭(王さま)はティッシュの箱、他は牛乳パックで作り、黄色いガムテープと黒いビニールテープでトラもように、上からかぶせる人の絵はパソコンで描きました。トラに変身するときは、人をはずして磁石で合体させています。

背景の絵は、4つ切りくらいの大きさがほしかったので、模造紙に、太いマジックでささっと描いてみました。マジックは先が長方形なので、描く向きによって太さが変わり、最初はとまどいましたが、気にせずスイスイと描いてみると、けっこう楽しくておもしろい(*^^)v大き~い水彩紙に太~~いペンで描きたい気分になりました。

| | コメント (0)

より以前の記事一覧