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2014年11月

2014.11.24

ユートピアを求めて@世田谷美術館

Seekingforutopia
松本瑠樹コレクション ユートピアを求めて
ポスターに見るロシア・アヴァンギャルドと
ソヴィエト・モダニズム

展を見てきました。
いきなり、黒い線、単純な色、ステンシルのように見える素朴な絵に、ロシア語の文字。
スローガンは、「穀物割当徴発制度の代わりに税金だ!」
「Р(ロシア)С(ソヴィエト)Ф(連邦)С(Социалистическая)Р(共和国)では、穀物割当徴発制度が廃止される」
などなど……素朴で過激な「帝政ロシアの黄昏から十月革命まで」(1900代-1920初)のコーナー。

ステンベルク兄弟ほかによる「新経済政策とロシア・アヴァンギャルドの映画ポスター」(1920代-1930代)のコーナーでも、写真なのか絵なのかわからない人の顏、色数は少なく、はっきりした色使い(特に赤に力を入れたらしい)、直線や円、曲線を組み合わせたダイナミックな構図に、圧倒される。
その中で、КИНО КОМЕДИЯ(キノ コメディア/コメディ映画)のポスターは、かわいくて、とても楽しい。上の写真は、ステンベルク兄弟デザインによるドイツ映画のポスターの一部で、白く見えている部分は黄色です。

新聞の写真を切り抜いてコラージュしたような、「第一次五ヵ年計画と政治ポスター」(1920代-1930初)のコーナー。

いやあ、軽い気持ちで行ってびっくり。

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2014.11.11

毛だらけ?!

けだらけ
ミロコマチコ 画集/筑摩書房

2012年に「オオカミがとぶひ」で絵本作家デビューしたミロコマチコさんの画集。
猫(てつぞう)たちを飼っているミロコさんが、紙も筆も雑巾も毛だらけの中で描いた、毛だらけの生き物たちの絵、だから、画集「けだらけ」。

私は、線だけで厚みを表現できたら(遠近法とか影を描き込むとかではなく)いいなと思っているのですが、ミロコさんのけだらけたちは、勢いのある筆で3次元的な描画方法は使わずむしろ2次元的、しかも身体のパーツは気の向くまま大きくしたり小さくしたり、不思議なプロポーションであるにもかかわらず、毛だらけで体温のある生き物が紙から飛び出てきそう。
とてもおもしろい。

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