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2008.07.29

対決!!!

車内の吊り広告を見て以来、ずっとねらっていた東京国立博物館「対決 巨匠たちの日本美術」に、行きました!

本展の趣旨がバトルではないことを承知の上で、勝手に判定coldsweats01

運慶vs快慶 ・・・ 地蔵菩薩像。細部まで端正な快慶よりも躍動感のある運慶に1票

雪舟vs雪村 ・・・ 想像力と創造力なら雪村。変てこは好みです。でも線もなんだか変てこ・・・

永徳vs等伯 ・・・ 上手で洗練されている等伯よりも勢いのある永徳に1票

長次郎vs光悦 ・・・ どちらのお茶碗でお茶をいただきたいかというと、圧倒的に長次郎

宗達vs光琳 ・・・ 華麗なるデザイナー光琳よりもポップで力の入っている宗達に1票

仁清vs乾山 ・・・ 判定できません。でも、仁清の色はかわいい

円空vs木喰 ・・・ 木から仏が生まれてくる円空、丸い丸い木喰。引き分け

大雅vs蕪村 ・・・ 点描が得意で自在な大雅vsちょっと硬い蕪村。でも蕪村の烏にほれた

若冲vs蕭白 ・・・ 鳳凰(若冲)vs鷹(蕭白)は鷹。でも、蕭白のこれでもか攻撃は息が苦しいっ!そこで、スーラもびっくり、若冲ののんきな点描による石灯籠に1票(若冲でほっとするとは思いませんでした)

応挙vs芦雪 ・・・ 虎対決はどちらもかわいいlovely水辺対決は水は応挙、大胆な岩は芦雪

歌麿vs写楽 ・・・ 歌麿の女性の手が小さいのはOK。写楽の役者絵の手が小さいのは顔を強調するため?

鉄斎vs大観 ・・・ 鉄斎渾身のウマヘタウマ富士山vsスキのないデザインの大観富士山。鉄斎の妙義山(これ図録で見てもすごい迫力、生で見たかった)に1票

自分の好みがわかってきました!

先日図書館で借りた「アーティスト症候群」。アートはすでに終わっている、著者自身もアーティスト症候群であった、数年前についにアーティストをやめた、という触れ込みだったので、「アートは終わった」「アーティストをやめた」部分に期待していたのに、そこは当たり障りなく通り抜けていた。著者は「ライター症候群」に乗り換えたということなのかな?!入れ替わりに借りた「洲之内徹が盗んでも自分のものにしたかった絵」。私の好きな画家の一人である松本竣介について書かれた文の中に「私は「生きている画家」(注*松本竣介が書いたもの)を読んで、彼のその勇気には感じ入りながらも、どこかでまた、なんとなく虚しく空々しいような気がしてならない。・・・・・・彼が彼の言う生きている画家であるかどうかは、彼の書いたこの文章によってではなく、これを書いた彼がどんな絵を描いたかで決るのではあるまいか。・・・・・・所詮、絵かきは絵で物を言わなければならない。それが絵かきの宿命でもある。」この言は、現代アートでは通用しないらしいけれど、私にとってはこちらのほうが腑におちる。

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