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2007.09.28

海の幸

070930uminosachi 10月には久留米にある石橋美術館に帰ってしまう青木繁の「海の幸」に会いに、すべり込みでブリジストン美術館に行ってきました!よくよく考えると、以前に会ったのは、20年以上も前(>。<)

教科書などで見なれたこの絵にどきどきしながら会ったときの第一印象は、えっ、この絵は未完成?!その驚きが大きくて、どこまで絵そのものを見つめることができたかよくわかりません。ただ、とても気になる絵になりました。

今回は、そんなことは覚悟の上で、わくわくしながら対面!やっぱり不思議な絵です。この人は、なぜここでやめることができたのだろう。仲間同士で布良の海にやってきて、坂本繁二郎が見た水揚げの様子を聞いて、わきあがってくるイマジネーションのままに、一気に描いて、思いを出し切ったところで、完成、としたのでしょうか。

元は、金色の絵具が使われ、海は金色に輝いていたそうです。金色が塗りたくて、布良のまわりで大急ぎで絵具をさがしたけれど、どこにでもあるものではないし、お金もなかったため、あまりよい絵具が使えず、今では剥げ落ちてしまっているそうです。絵具が落ちたことを感じさせないこの線、このタッチ。描きこみ塗りこんだ部分と、ほとんど線描のままの部分。若さと力が爆発して筆が全力疾走している、でも、だから、どこかが痛い。

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