« 2006年8月 | トップページ | 2006年10月 »

2006年9月

2006.09.24

イタリア展と、ちひろの絵のひみつ

昨日は、永沢まことさんのイタリア展&トークショーに行きました。永沢さんは、理性ではなく感性で、イタリアが好き、イタリアの色が好き、イタリアのオイルが好きなんだと思う。永沢さんのエネルギー源は、炭水化物ではなくオイルだそうです。あのフットワークと充実した気力体力は、ぜひぜひ見習いたいけれど、私はご飯はやめられないなぁ(^^;)

20060924littlegirl_1 今日は、いわさきちひろ美術館の「あなたもちひろになれる!?ちひろ画法のテクニック」展の最終日だったので、息子に「お母さんはいつも最終日に行くなあ。」とあきれられながら、急いで駆けつけました。私はいわさきちひろの絵本で育った年代で、大人になってからも、「絵のない絵本」や「たけくらべ」、「わたしがちいさかったときに」など、主に鉛筆の線で描かれた絵本に惹かれました。

ちひろの絵のひみつ」という本の出版を記念しての企画展でしたが、透明水彩を使った絵の具の技法だけでなく、たくさんのデッサンが展示されていました。彼女は、画家を志してからは、どこへ行くにもスケッチブックを携えて、絶えず周囲を観察し、鉛筆でスケッチしたそうです。電車内スケッチもありましたよ。というわけで、私も電車で向かいに座っていた女の子を密かに描かせていただきました。

ちひろさんは若い頃、丸木位里・俊さんのアトリエに通いましたが、そこでは鉛筆や木炭でデッサンをしながら、消しゴムを使うことはなく、『自分の引く1本の線にも責任を持つ考え方』を学んだそうです。永沢まことさんがトークショーで、ペンで描く理由としておっしゃっていた、「(消せないペンで描くことは、常に判断と決断を迫られること。)人生は消しゴムで消せないでしょ。」ということと共通しますね。

| | コメント (4)

2006.09.20

夏の日ざし

20060800docomotower 教室の野外スケッチでお台場のを描くはずが、急用にてお休み。やむなく、後日、すご~く近場、通勤で毎日見ている風景を描くことにしました。実は、描きかけてあきらめていたものを復活!勝手知ったる場所とはいえ(だから)、1人でスケッチする勇気が…。そこで思いついたのが、商店街が休みであろう曜日、しかも朝の8時頃に行って、こっそり描こうという作戦。この作戦、半分成功で半分失敗。描き始めにはお店も閉まっていて、すんなり描きはじめることができました♪ところが、代々木商店街のみなさまは、とっても働き者。9時になると、開店の準備が始まった。私の立ち位置は、用品店の出入り口前(^^;)おじいさんが、押入れストッカーとか、ポリバケツとかを店内から運び出してきては外に積んでいく。そのたびに私は5歩さがる。何度か目が合ったけれど、緊張していて、挨拶もまともにできなかった。スケッチャーとしては失格です。本当にコソコソ怪しい態度をとってしまった。反省。

今回の色塗りの目標は、その1・空にできるだけ自然な雲を描くこと、その2・ざしを色と影で表現すること。

雲はマスキングをするかどうか悩みましたが、から秋にかけての特権(?)、マスキングに挑戦。今までの雲の中では、一番自然に描けたかな?そし20060800kadoyashadow て、ざしの色と影。古い元店舗は、できるだけさわやかに明るく塗って、思い切って影を入れました。まだ思い切りは足りないけれど。そこで出ました師匠のダメだし!問題は後ろにそびえ立つドコモビル。実物より明るい色をねらっていましたが、色を調整するために元店舗よりも絵の具を塗り重ねてしまったため、近いけれど遠くのドコモビルにピントが合ってしまった。あ~あ。

こそこそスケッチャーの私ですが、これぞスケッチャーの個展を2つ、見せていただきました。Iさんの「スペインとマルタで見た風景」。旅スケッチらしい絶妙のバランスで、一見さらっと描いている風ですが、絵の中のどの部分にズームしてもちゃんと1枚の絵になる描きこみ方がすてきでした。Tさんの「ベトナムで出会った素敵な風景」は、今日帰りに回り道をして見てきたばかり。描くエネルギーがすごいのはもちろん、そこで生活して描いている、人と緑が特にすばらしいなぁと思いました。Tさんは、人を描きたいというよりも、風景に人を入れる練習のつもりだったそうです。人のぬくもりがある緑あふれる風景をたくさん描いてほしい。

| | コメント (0)

2006.09.14

岡部慶子個展「Journey」

20060913keikoturkish 自由が丘の教室の師匠、岡部慶子さんの個展が終わりました。

この2年間に旅したトルコ、ポルトガル、シルクロード、スウェーデンでのスケッチと旅日記が展示されていました。keiko先生と出会ってちょうど2年。それぞれの旅のおみやげ話を聞いてきたので、よけいに思い入れが強いかも。

向かって右のトルコの市場の絵は、昔の恋人に2年ぶりに会えた気分。あれから2年も経ったのかと思うと…。左のトルコのブルーモスクの絵は、今回の一目ぼれ。私は、まだ風景と真っ向勝負をしていない。このガチンコの勝負っぷりは、keikoさんならではだと思います。

20060913keikofarm 土曜日にゆっくりじっくり寄って離れてしつこ~く見ましたが、名残り惜しくて最終日の火曜日、仕事帰りにふらっと回り道をしてみました。

そしてめぐり会えた、じわっと効いてくるこの一品。

スウェーデンの作品は、ほとんどが隠し玉。そんな中、これは教室でちらっと公開された2点のうちの1点。ところがそのときには、ピピッとこなかった。あまりに静かで穏やかでまともで素直だからでしょうか。この家にあまり生活感が感じられないことも、理由のひとつかもしれません。教室と個展と、見ること3回にして、周囲の木々も含めてこの家の佇まいに対するkeikoさんの愛情と、手塩にかけた描写にじわーんときたのでした。

| | コメント (2)

2006.09.07

夏の思い出

20060819feneck 中3の息子は勉強(?)、中1の娘は部活やサッカーで忙しかった今年の夏休み。8月24日までしかない夏休みも終わりに近づいた頃、娘は美術の宿題(銅版の打ち出しのための下書き作成)に何を描くか、悩んでいました。2年前、息子は福岡の水族館のカニの水槽の前で1時間粘って(粘らせて)カニを描きました。息子が描いている間中、私は「もっとよく見て、思い込みで描いたらだめ。」と、どこかで聞いた言葉をささやき続けていました(^^;)20060819musume

さあ、娘はどうしよう…。永沢さんのアフリカ!アフリカ!展を見ながらひらめいた!哺乳類の正面描きだぁ~!時間もないので、お手軽に井の頭自然文化園へ。お初の母娘2人連れスケッチとなりました♪

娘には自分用に買ったばかりのクロッキー帳をプレゼント。私はうっかりF6のスケッチブックを持っていったものの、閉園まであと2時間弱。1匹(頭)10~15分程度で鉛筆スケッチをする娘は、私を引っ張っていくので、ちっとも落ち着いてスケッチができません。しかたがないので文庫本ノートに描いていたら、やっと思いつきました。こういうときこそ万華鏡スケッチ♪

20060819fruits_1フェネック(砂漠のキツネ)のおやつは、スイカの皮に入ったフルーツカクテル!まずはフェネックの正面描きから。耳が立ちすぎたので、一度はボツにしたのだけれど、形にとらわれると、しょぼくれたフェネックしか描けなくなって、結局最初の子が復活。続いて、フルーツカクテルを描きかけたところで、おやつタイム終了、職員の方が持って行ってしまいました(--;)

スケッチ終了後、娘はMOTOさんの風船芸に吸い寄せられて、ナイトメアビフォアクリスマスのジャックを作ってもらいました。なお、娘の宿題はホンドギツネに決定。鉛筆スケッチから打ち出しようの線をおこすときに、「そんなにつるっとした線にしたら、せっかく本物をスケッチした意味がないよ~」なんて言っちゃった。

| | コメント (2)

2006.09.02

世田谷区民絵画展♪

20060226shinagawaaquariumt_1すでに画集に入れた絵をまた引っ張り出したその訳は…。

この絵が、第30回世田谷区民絵画展に展示されます♪

区内在住・在勤・在学の15歳以上のアマチュアなら誰でもOK、題材は自由、日本画・洋画(アクリル、コラージュなどもOK)・水彩画・版画どれでもOK、大きさだけは額縁を含めて70×80cm以内に限定されてるという、間口の広~い 展覧会です。初めてなので、詳しいことはわかりませんが、2点に1点くらいの割合で入選するのかな?

これを目指して制作するべきところですが、私はこの1年間に描いた絵の中から、私なりにペンスケッチじゃないと描けないよ、と思われるものを選びました。2日間しかない受付期間の2日目の昼に新宿の世界堂に額を買いに行き、時間がないのになかなか決められず、マットはすでに切ってあるものから選び、あと30分で締め切りという頃に、美術館に持って行くという駆け込み。美術館の講堂の中は額がぎっしり入ったダンボール箱で床が埋まっている状態でした。その数に圧倒されましたが、受付の人たちの雰囲気がよくて、絵も大切に扱ってくれている感じだったので、思い切って応募してよかったな、と思いながら帰りました。

そして10日後、久しぶりのスケッチクラスでたまたまkeiko先生から、人目にさらす方法として、公募展などに応募してみるということも考えられるよ、という話題が出たのに、もう応募しちゃって返事待ち状態だよ~、と言いそびれた私。その2日後に、「入選」(入賞ではありません)の封筒が届いたのでした(^^;)

いろいろな絵の中でもまれる自分の絵を見ることができるということは、不安、でもちょっと楽しみ。世田谷美術館区民ギャラリーにて、10月4日(水)~8日(日)、午前10時~午後6時(8日は午後4時まで。というか4時には絵を引き取りに行くのです)。7日(土)からは、メインの展示室で「ルソーの見た夢、ルソーに見る夢」展も開かれますので、よかったら見てください。

| | コメント (8)

« 2006年8月 | トップページ | 2006年10月 »